わたしの大好きなそして敬愛する「自然育児森のわらべ多治見園」さんの通信を紹介します。
わたしは福島に住んでいながら、原発にはっきりとNOを言ってきませんでした。
その中途半端な態度が様々なあらたな障壁を作っているとこのごろ感じます。
毅然とした態度で、生きていかなくては、と感じさせられます。

新年度のスタートにあたって・・・

 ご入園&ご進級 おめでとうございます。
 慌ただしかった年度末でしたが、春休みは少しだけのんびり過ごすことができ、新年度を迎えるにあたっていろいろ気持ちを整理し、これからの森わらについてのビジョンを明確にする時間をいただけました。

 昨年度の3学期、皆さんもご存じのように土岐市の核融研の重水素実験反対の署名活動に関わりました。私にとって大きな学びや気づきをいただく機会となりました。
 今回のこの活動を通していわゆる反原発・脱原発を掲げている運動家のみなさんとも出会うこととなりました。彼らはとても心優しく、思いをアクションにつなげていくフットワークの軽さ、想いの熱さに圧倒されそうでした。と同時に、共に行動する中で疑問に感じることも出てきました。彼らの行動の源が怒りで、行政や研究所に対して常に戦いを挑む姿のように私には映っていました。私にはこのあり方にどうしても違和感がぬぐえず、戦いの構図でこの問題は解決しないと思えてなりませんでした。ではどうしたらいいのか…。
 そのことにヒントのひとつを与えてくださった方がいらっしゃいました。それまで面識はありませんでしたが、署名活動を知り応援をしてくれた福岡の久冨陽子さんです。運動が戦いの構図になっていることに疑問を感じているという私の発信に対してメールをくださったのです。ご本人の了承をいただいたので、下記にその内容の一部をご紹介します。

 『私は主に農業を通して自然と触れてきました。植物が人の気持ちや愛情によって成長や味が変わるのを実感しています。おそらく浅井さんも知っていると思います。                      
 人の心は自然と共鳴する、それってつまり、人の混沌とした心の負のエネルギーが、地球全体の自然環境を悪い方向に導いているんだなと5年程前から思っています。 [中略] 
 私は物理が大好きでした。物理を勉強してみると、原子の超ミクロの世界も、地球規模のマクロな世界も同じ法則で成り立っているのがわかります。
 自然って凄いなーって本当に感心するばかりです。                   
 人の気持ちが豊かで幸せになれば、自ずと環境は良くなって行くと思っています。またその環境で育ったものを頂けば、放射能にも負けない体になると思っています。                                                   
 奇跡のりんごの木村さんの畑から放射能が検出されないのはご存知でしょうか?
 私は大学から土壌や微生物の事を勉強してきましたが、微生物が良い環境の中で生きて活動してくれれば、どんな状況でも良いものに変えてくれるんだと感覚的ですが知っています。                                      
 野草で有名な若杉ばあちゃんも、生きた土で育った野草を食べる事が日本を救うといってますが、凄い納得です。         
 これからは世界中どこでも安全な場所は無くなると思っていて、その環境でも自然と共にあり、感謝と愛情で満ちた人は自然に守られ生きていけるんだと思います。そういう意味で、浅井さんの森の学校は本当に素晴らしいと思っています。そういう学校をしたくなるような若者を作るべく、楽しい事を元に人とを自然に近づけていけたらと思います。違う土地、違うボジション、違う活動ですが、目指す未来は(図々しくも)浅井さんと同じだと思っています。みんなが明るく楽しい未来を目指してできることを頑張って行きたいです。 
 浅井さんの活動がより沢山の人達に広がり、幸せな人が増えて行くことを心からお祈りいたします。          久冨 陽子 』

ちょうど時を同じくして篠秀夫さんもこんなことを4月3日のブログで書いておられました。

『世界を広げるためには、「外の世界に対する発見」が必要なのです。そして、この「発見」が「創造性」につながっていくのです。
 また、昔話の多くは、「人間界」と「人間界の外の世界」にまたがって物語が展開しています。これは、どの国の昔話でも同じです。それが、現代的な「小説」とは根本的に異なるところです。
 昔話は、「人間界」と「人間界の外の世界」にまたがっている物語だからこそ、人間の常識が通じないことがいっぱい起きるのです。
 ですから、幼い頃から「昔話」を聞いて育った子は、この世には「人間の外の世界」もあることを知っています。また、その世界に対する気付きや発見も得やすい状態になるのです。
 原発を廃止するためには、この「人間界の外の世界」に対する気付きと発見が必要になります。「人間の論理」だけで考えていたら、いつまでも原発はなくなりません。
 ですから、一見無関係なようですが、原発を廃止したいのなら、子ども達にいっぱい「昔話」や「昔から伝えられてきた物語」を語ってあげる必要があるのです。
 単に「原発反対」と言っているだけでは、壊滅的な出来事が起きるまで原発はなくなりません。
 人間界の論理だけで考えている人には、「原発」は「必要なもの」だからです。そして、日本では、その「人間界の論理」優先で生きている人たちが政治や権力を握っています。
 一見、「人間にとっては無意味なもの」の大切さに気付くためには、「物語」が必要なのです。』

 私がやるべきこと、それはやっぱり大人も子どもも育ちあう温かい場所創り・・・つまり森わらを通して、自然と人を愛する仲間たちがつながりあい、本物の心の豊かさを育んでいく場所を創っていくこと、そして森わらを巣立っていった人たちが幸せな社会を創っていく、その根っこを養っていく森わらこそが私の原点であり、使命であると、結局ここに立ち戻ることができました。

 『正しさよりも温かさ』・・・開園以来ずっと私が言い続けていることですが、これからもそのことを大事にしていきます。
 そして『自然』ということの意味をもっと深くとらえていきたいと思っています。
 森わらの正式名称には『自然育児』とあります。自然な育児、自然と共にある育児、自然の力を活かした育児、自然の中での育児・・・解釈はいろいろできますし、どれも正解です。でも今、一番伝えたいのは『自然に育児&育自』かもしれません。もともとすべての人に備わっている「自ら育つ力」が自然に発揮されていく場を大事にすること。そのために私が努めることは、みなさん(大人も子どもも)が安心して心穏やかに過ごし、ひとりひとりが大事にされていると感じ、共に思いやりを発揮し、幸せであることを感じられる場を創っていくことです。
 6月1日は森のわらべの開園記念日です。今年で5年目を迎えます。今年度はこれまで以上に森わらが森わららしく、根っこを更に地中深くに伸ばしていくことになるでしょう。どうぞ みなさん よろしくお願いします。浅井智子


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2013.04.15 Mon l ●たけの子だより l コメント (0) トラックバック (0) l top

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