11月9日から11日まで、兵庫県にて森のようちえん全国フォーラムが開催され、わたしは講師として招かれ、「震災とこども 保育の現場から」という内容で福島のことをお話しさせていただきました。また、つい先日、12月2日には白梅学園大学保育セミナーでも同様の内容でお話しさせていただきました。震災から1年半がたち、この原発の話題は風化してしまいがちですが、全国の方々へ、まだ、福島の原発事故は終息などしていないのだということを話すことができ、福島に住むものとして少しは勤めが果たせたかなと思います。
 毎日米沢に通っていると、ついつい、福島が抱えている深刻な問題を忘れてしまいがち、いいえ、忘れてしまいたいと思いますが、わたし達がこうして通っていること自体が放射能の影響なのですから、そこから逃げ出すわけにはいきません。福島は今、大きく二分され、「(経済優先の)復興」を声高に叫ぶ人達と、「命を大切にしよう」と叫ぶ少数の人達の間にはさまれ、民衆が戸惑いを隠し平静を装いながら毎日生きているという感じがします。
問題に向き合うには、緊張を保つには人間には限界があり、そろそろもういいんじゃない、という気持ちに人々がなっているという感触を受けます。しかし、実際には不安を抱えながら生活しているわけで…。だから、ふと県外の人達に優しくしてもらうとあふれる感情を抑えきれなくなる自分がいます。
 11月25日、第4回たけの子祭りを開催することができました。昨年もサテライト保育を開始したばかりの米沢で、あわただしく準備し、保護者・スタッフの強力なサポートのもと継続開催ができたことを思い出します。今年はわたしのアキレス腱のケガというアクシデントがあったことから、開催が日延べされ、11月末になってしまいました。本来であれば、子どもたちと「野をこえ山をこえ」のために保育中に自然なかたちで練習を重ね、お互いの信頼関係のもと、肩車から肩の上に立ち、そこから前転で降りるという大業が完成されていくのです。また、年長ともなれば、肩の上に両手を離して立つことができたのに…。すべては自分の不注意のせいからしてしまったケガがもとで、たくさんの人にご迷惑をおかけしてすることになってしまいました。この場をかりて深くお詫び申し上げます。
 しかし、その分、他のスタッフそして保護者が一丸となって、終始穏やかな心温まる会を開催することができました。なにより子ども達がえらかった。練習不足もなんのその。志賀さんの肩に乗って前転をみごとに決めてくれました。普段、たけの子自然学校やすくすくたけの子に来ている子達も本当はやりたかったと思います。でも、簡単にできそうで、やはりこれは体幹が鍛えられていないとできないです。そして、また、たけの子に来ている子達の花道でもあるのです。
写真4 写真3 写真2

 11月からそらくん(12月で3歳)が、12月からはあつきくん(2歳)が加わり、たけの子は5人になりました。しかもあつきくんは初のお昼寝組。もともと4月からはお昼寝組を受け入れる予定でしたが、結果として前倒しをすることになりました。お昼寝組を受け入れるために、農村文化研究所内にある元園長宅を借りる予定だったのですが、12月4日(あつきくん入園の日)のために、たけの子祭りが終わってからはかなり急いで元園長宅の片づけ、荷物の整理、掃除などに費やす日々でした。そして最後お掃除のプロの方に入ってもらって、見違えるほどきれいになりました。寝具などを整えて、福島の人たちの週末保養としても使ってもらう予定です。
 わたし達ができることは本当に小さいですが、それでも、子ども達の笑顔に支えられていることは関わっている大人ひとり一人の人生を豊かにしているのではないでしょうか。       (辺見)
関連記事
スポンサーサイト
2012.12.05 Wed l ●たけの子だより l コメント (0) トラックバック (0) l top

コメント

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://aozoratakenoko.blog28.fc2.com/tb.php/131-76d6360f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)