5月9日からたけの子の2011年度は始まりました もとい君が福島に帰ってきたのです。なお君は岩手の実家を行ったり来たりすることで、少しでも放射線量を少なくする方向です。それで、週2回程度の出席。ちえちゃんも千葉の実家を行ったり来たり。井上さんが保育担当の時に参加してくれます。でも、再開は当分無理と思っていたので子ども達に会えて正直うれしいです。反面、子ども達が今福島にいるということについて戸惑いもあります。福島県内は7割ほどが放射線管理区域(毎時0.6マイクロシーベルト以上)なので、子どもがいてはいけない環境だからです。
 現在5月1日に正式に発足した「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」の知識普及の世話人をしています(やることになってしまった、という感じですが)。放射能や原発に関して素人のわたしが知識普及だなんておこがましいですが、一般人の素直な視点での疑問に答えていける知識普及を目指しています。
 福島に子どもがいる以上、どうしたら安全に保育できるのか、この三ケ月そのことをずっと追い求めてきました。その延長線上に子ども福島との出会いがありました。今のところ、効果的な一番の対策は避難すること、と思っています。みんなと会えなくなってしまうのは本当に悲しく、辛いですが、未来へのリスクをわたしが責任を負うことできない以上、それが一番いいと思っています。
 ただ、本当にこの地を離れて、つまり、家族、親族、友人、地域のコミュニティーを離れて、本当にその子にとってどうなのか、ということも真剣に考えなくてはならない問題です。おそらく、多くの親がそのことで悩みに悩みぬいているのだと思います。だからこそ、様々な選択肢を選んでいる、というのが福島の現状でしょう。福島を1ヶ月離れると、汚染状態から浄化されるとも言われているので、長期の避難が無理であれば、短期の保養という選択もあると思います。子どもの身体の健康と心の安定という微妙なバランスをとりながら、わたし達も日々の保育に努めているところです。
 今、たけの子では、週2回程度土湯温泉街に遊びにいっています。5月当初、放射線測定器をもちながら、四季の里、トリムの森などへ行ってみました。高湯のスカイランド、茂庭ダムにも行ってみました。どこも空間線量は低くても土壌が汚染されていて、0.6マイクロシーベルト以上。子ども達を安心して遊ばせるところはありません。ただ、土湯温泉街だけは街だけに、アスファルトで舗装されているので、空間だけでなく、土壌も安心していい数字でした。さらに時々は土に触らせたいと思い、米沢のわくわくランドにも行っています。そして、辺見宅の庭も地道に草むしりをし、お砂場の砂を入れ替えたので、30分なら、と遊ばせる時もあります。
 土湯温泉街は子ども用に遊具などはありません。けれども、そこは外遊びを続けてきたたけの子達。棒切れ1本、なわとびひとつでもあれば遊びを作り出しています。また、あちこちに足湯があることがありがたいです。子ども達は繰り返し足湯にひたったり、備え付けのテーブルをお湯で洗ったり、なんかかんかして楽しんでいます。聖徳太子堂には鐘があり、もとい君となお君とで行った時は街の人が驚いているんじゃないかというぐらい、繰り返しならしていました。
 わたしが子どものころは、田んぼや畑しかなかったし、遊具と言ってもブランコと鉄棒だけでした。それでも、十分楽しかったです。
 今子ども達に必要なのは遊具やおもちゃではなく、遊べる環境であると思います。震災以前からもそうでしたが、今はなおさらそう思います。
 震災後、今までだったら会うこともない方に会う機会が増えました。人との新たなつながりもできました。今回の震災、そして、原発事故は決して喜ばしいことではないけれど、亡くなった方のためにもここから何かを学んでいかなくてはならないと思います。すべてのことには何かしら意味があるのですから。
 現在、火・木と「kizuna託児ルームたけの子」を開いています。こちらも、震災後始めたツイッターで知り合った「絆」プロジェクトさんとの出会いから始まりました。もとい君ひとりになることが多いと思うので、託児ルームに来る子ども達と遊べるといいなと思ってお引き受けしました。福島県外の方は本当にこの原発事故について心配しています。そのことをありがたく思うと同時に、経済優先の県の方針に怒りを覚えます。未来を担うのは子ども達ではありませんか。将来、病気になる人が増え国が立ち行かなくなる危険性を国は県は市は感じてほしいと思います。
 しかし、一方で多様化するニーズを満たすにはNPOの果たす役割が大きいということも言われています。結局、文句ばかり言っていてもしょうがない。わたし達が今やれることを精一杯やっていけばいいのだ、と自分に言い聞かせています。生きていれば悩みがつきないですからね。それに、どう向き合っていくのか、が大切なんだと思います。
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2011.06.14 Tue l ●たけの子だより l コメント (2) トラックバック (0) l top
6月3日米沢市のわくわくランドで遊ぶ。
        放射線を気にすることなく、空気を思いっきり吸い込んで遊ぶ子ども達。
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6月9日ターザンロープでスケートみたいにすべっちゃう
        新しい遊びができた
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6月16日「それ、ボクのだよ」
         なわとびをみうちゃんのかしたけれど、返してもらえなくなったもうくん。
         「かえして」
         「いや!」
         かしてってみうちゃん、言った?
         「かして!」
         「だめ!」
         女の子にやさしいもうくんの心の葛藤。
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6月14日オウチでメリーゴーランド
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6月16日久しぶりにきみちゃんがたけの子に
        もうくんとのコンビ復活!
        ゆずったりゆずられたり楽しい時間でした。
        IMG_0038_convert_20110623173727.jpg

6月21日kizuna託児ルームたけの子にきたつかさくんも一緒に。
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6月24日土湯の展望台で遊ぶ。
        ちょっとのスペースでも遊びを作り出すたけの子達。
        ふきの葉が傘になったり、特上のお料理になったり。
        FTVさんの取材もありました。
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6月27日震災以来初めての給食
        自分で好きな形にして、好きに具を乗っけたピザは最高の味
        おいしかったね。
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6月29日突然の申し入れにも関わらず、土湯小学校の校長先生は気持ちよく遊具を使わせてくれた。
        震災以来初めてのブランコ
        マスクの下は満面の笑顔
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2011.06.10 Fri l ●保育日記 l コメント (0) トラックバック (0) l top
月・金土湯温泉街または米沢市わくわくランド
火・木「kizuna託児ルームたけの子」の子ども達と一緒
月2回プール

6月24日FTVさん取材
2011.06.10 Fri l ●保育予定/カレンダー l コメント (0) トラックバック (0) l top